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その昔、福満という男ありけり…

その昔、流れ者の福満という男が、その地の郷長右近の娘と恋に落ちた。しかし娘の両親はどこの馬の骨とも分からぬ福満のことを認めず、湖の小島へ娘を隔離してしまった。悩んだ福満は、唐の玄奘三蔵の逸話を思い出し、水神として知られる深沙大王(じんじゃだいおう)に祈願をしたところ、深沙大王の化身を思わせる大きな亀が現れ無事湖を渡りきることが出来たという。反対していた娘の両親もこの亀の話を聞くと二人の仲を許した。その子供として生まれたのが、後に深大寺を開いた満功上人(まんくうしょうにん)といわれ、出生の由来のある湖の辺に小さな庵を建て、深沙大王を祀り、深大寺を開創したといわれています。

『深大寺縁起絵巻』より意訳抜粋

深大寺恋物語15集 絶賛発売中

現在の公募状況

2023年7月31日13時をもって、第19回深大寺短編恋愛小説『深大寺恋物語』の公募を締め切りました。

皆様のご応募、ありがとうございました。

事務局からのお知らせ

「深大寺恋物語」公募事業を第20回(2024年)で終了いたします

長年みなさまにご支援いただきました「深大寺短編恋愛小説『深大寺恋物語』公募事業を第20回(2024年)の公募をもって終了することと致しました。
詳しくは、下記ページをご覧ください
深大寺短編恋愛小説「深大寺恋物語」公募事業終了にあたって


「深大寺恋物語第18集」販売開始しました!

第18回公募作品を集めた作品集、「深大寺恋物語第18集」を販売開始いたしました。
第壱集から第17集までの冊子も下記で販売しております。

【常設販売】

公式オンラインショップ真光書店深大寺境内授与所


今村翔吾先生が第166回直木賞を受賞されました!

「深大寺恋物語第15集」(特別記念号)に寄稿してくださった今村翔吾先生が「塞王(さいおう)の楯(たて)」で第166回直木賞を受賞されました。
https://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/index.html
おめでとうございます!
今村先生にご寄稿いただいた冊子「深大寺恋物語第15集」(特別記念号)は深大寺恋物語入選作品集オンラインショップ から購入可能です。

選外作品紹介

【 2023年09月06日更新 】

第18回応募作品

「鬼燈祭りの夜」著者:今井歩

「ほおずき」を鬼燈と漢字表記することを知ったのは中学生の頃。この漢字を当てはめるのは深大寺だけというのを知ったのは高校生の頃。新盆七月に催される深 … →続きを読む


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